MISSION

私たちは地道な試験に基づいた仕様を確立し、誠実なモノづくりを行っています。

1. 高い技術力をもって製品の保存に最適な環境を実現します。

2. 科学的データに基づいた、性能の可視化を行います。

3. 厳しい品質管理体制を確立し、安定した品質レベルを維持・管理します。

冷却技術について   性能試験について

冷却技術

COOLING TECHNOLOGY

冷蔵庫・冷凍庫の冷却方式には主に、コンプレッサー式( 蒸気圧縮式 )、ペルチェ式、吸収式の3つがありますが、吸収式はヒーターとポンプを併用する必要があるため、デバイスタイルでは冷却のためのエネルギー効率を優先し、コンプレッサー式( 蒸気圧縮式 )とペルチェ式を採用しています。

ペルチェ式の製品には最新の特許技術を駆使した、信頼性や耐久性に優れる国内メーカー製* ペルチェ素子を厳選。

*製造は日本国内ではありません。

さらに、たとえばファンモーターといった部品の一点一点も、やみくもに取り付けるのではなく、その効果や効率を検証し必要性を十分に検討したうえで採用するなど、可能な限り消費電力を低減するとともにユーザーへの価格転嫁を抑えた、自然にもユーザーにも優しい合理的な設計をしています。

コンプレッサー式冷却について

COMPRESSOR TYPE

コンプレッサー式は、液体が蒸発する時に周囲から熱を奪うという性質をもった「冷媒(作動流体)」を用いて庫内を冷却します。

コンプレッサー式冷却の特長は、冷却能力が大きく、エネルギー効率が高いことです。一般的に、大容量冷凍冷蔵庫などに使用されています。
1日の内に頻繁に扉の開閉がある場合でも、庫内温度を素早く設定温度に保つことができます。

冷却性は高いですが、コンプレッサー起動時や運転時にはわずかに動作音が発生します。

コンプレッサー式 コンプレッサー

1. コンプレッサー( 圧縮機 )により高温高圧に圧縮した冷媒( 作動流体 )がコンデンサ( 凝縮器 )で放熱、液化します。

2. キャピラリチューブ( 減圧器 )で減圧され、蒸発器の中で低温の液冷媒が蒸発する際に、周囲から熱を奪う( 蒸発潜熱 )ことにより、庫内を冷却します。

コンプレッサー式
ペルチェ式冷却について

PELTIER TYPE

ペルチェ式とは、ペルチェという熱電素子( ペルチェ素子 )を使って熱移動させる方式で、電流を流した半導体の片方が熱を発生し、もう一方は熱を吸収するものです。
ペルチェ式は電流の方向や量で冷却・加温の大小が設定でき、振動や音もなく熱を移動させることができます。

ペルチェ効果を利用すれば、温度は電気の量で調整されるので急速な変化なく、ゆっくりと目標温度まで下げ、安定した温度設定を一定に保ち続けます。
コンプレッサーに比べて冷却能力には劣りますが、駆動部( ポンプ・モーター )もないので騒音や振動もほぼありません。特にヒートパイプを使った場合は、聴感上ほぼ無音状態になります。

寝室やホテルなど、静粛性が求められる空間に最適な冷却システムです。

デバイスタイルでは、ペルチェ式冷却の冷蔵庫のすべてに耐久性と信頼性に優れた日系メーカー製ペルチェ素子を厳選し、採用しています。

*製造は日本国内ではありません。

ペルチェ式 ペルチェ素子
ペルチェ式
ペルチェ式 と ヒートパイプ を 併用した冷却方法

図のペルチェ素子で庫内の熱を吸熱し、庫外へ放熱します。
( これにより、庫内を冷却しています。)
その際に「ヒートパイプ」を併用することで、放熱を促進します。

駆動部品を完全に排除し、無音・無振動に近い状態を維持できます。

ペルチェ式 ペルチェ式 と ヒートパイプ 背 面
ヒートパイプについて

ABOUT HEAT PIPE

· 密閉された配管内で、高温側において作動流体(Working Fluid)の蒸発潜熱を利用して吸熱し、作動流体が配管内を移動して低温側にて凝縮潜熱を利用して放熱するメカニズムです。

· 熱の輸送効率を上げる技術の1つであり、単に効率を上げるだけでなく、1方の温度が高い場合に輸送効率を発揮する熱ダイオードです。
「熱伝」ではなく、「作動流体を用いて熱を輸送する技術」です。

· NASAにより人口衛星中の放熱に利用されたのが実用化の始まりで、配管内壁をWickと呼ばれる毛細管構造にすることにより、高低差がない場合や無重力状態でも熱輸送が可能です。

· 動力による機械稼働部がないため低騒音であり、長期信頼性が高いのが特徴です。

ヒートパイプ ヒートパイプ
ヒートパイプの動作原理

1. 冷媒( 作動流体 )が発熱体により放熱促進され、蒸発します。
2. ワイヤコンデンサーや放熱ファンなどにより放熱促進され、凝縮します。
3. 液化した作動流体が、重力や毛細管現象によって元の場所に戻ります。
4. 戻ってきた作動流体が再び蒸発し、循環します。

ヒートパイプ
性能試験

Performance test

デバイスタイルでは全ての冷蔵庫に対して、徹底的な音圧スペクトル分析と冷却性能評価を実施しています。

音圧スペクトル分析は、冷蔵庫や冷凍庫から、どれくらいの騒音が出ているかを科学的に測定するために行い、恒温室での冷却性能評価試験は、種々の周囲温度でも確実に庫内が設定通りに冷却できているか否かをテストするために行います。

私たちは厳しい品質管理体制を確立し、安定した品質レベルを維持・管理し、継続的品質向上に取り組んでいます。

無響室での音圧測定正面
無響室での音圧測定裏
無響室での音圧測定・音圧スペクトル分析

音圧スペクトル分析は、冷蔵庫や冷凍庫から、どれくらいの騒音が出ているかを科学的に測定するために行います。
静かであるとか、音が大きいとかよく語られますが、人によって感じ方は様々で、狭い部屋に置いた時と広い部屋に置いた時でも感じ方が違います。
数値のデータにより、騒音の量を明確にしています。

RA-P20・RA-P32は、等価騒音レベル( 周囲温度25℃・通電から2時間後の安定時 )が、聴感上ほとんど認識できない暗騒音以下( 周波数によっては0dB以下 )となっています。

音圧測定RA-P20
音圧測定RA-P32
恒温室での冷却性能試験

種々の周囲温度でも、確実に庫内が設定通りに冷却できているか否かをテストするために行います。
周囲温度が低いと庫内も冷えやすいのですが、周囲温度が高いと、冷やすためには、より大きな冷却能力が必要になります。
周囲の最高温度が何℃までなら、庫内温度を保証する冷却性能を維持できるかを検証します。



冷却性能は、周囲温度25℃時、RA-P20が約4℃( 庫内底部 )- 約6℃( 庫内中央2/3H )、RA-P32が約4℃( 庫内底部 )- 約10℃( ドアポケット上部 )となっています。

恒温室での冷却性能試験